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膝痛


一口に“膝痛”と言っても、様々な要因での膝痛があります。
運動中のアクシデントや日々の生活で転倒した際に、膝をひねり、関節に無理な力が加わって、関節内の骨と骨とをつなぐ靱帯が伸びたり切れたり、あるいは関節を包む関節包が損傷する外傷としての捻挫をはじめ、膝軟骨のすり減りによる痛み、関節の周りを袋のように覆う「関節包」が加齢や炎症などにより、硬くなっていくことによる痛みなど、膝疾患によるものなどに分かれます。
中高年に多く、推定患者数1000万人とも言われています。

原因&症状

膝痛はどうして起こるのでしょうか?
 
膝関節に体重の負荷がかかりますが、関節軟骨がクッションの役割を果たし、摩擦をやわらげたり、靭帯や筋肉のサポートで衝撃を和らげています。

膝の解剖図

それが、加齢による骨の新陳代謝の低下や軟骨へのストレス(冷え、肥満、過去のけが、O脚やX脚、運動や仕事による膝への負担、筋力の低下など)で膝痛が起きてきます。
特に、脚の内側の筋肉が弱くなってくると、膝関節が不安定になり、膝痛の原因になります。

主な膝痛疾患

変形性膝関節症
膝の内側の軟骨がすり減って、骨同士が接触しやすくなることにより、炎症を起こしたり、骨の位置がズレたりします。主な症状は膝の痛みと水がたまることです。
「立ち上がるときに痛い」「階段の下りや歩き出しのときに痛い」という膝痛のほとんどは「変形性膝関節症」です。中高年の膝痛の9割以上が、この変形性膝関節症だといわれています。

半月(板)損傷
クッションの役割をしている半月(板)が、損傷すると、膝の曲げ伸ばしの際に痛みやひっかかりを感じたりします。ひどい場合には、膝に水(関節液)がたまったり、歩けなくなるほど痛くなります。

膝靱帯損傷
スポーツ外傷や交通事故などで大きな力が膝に加わった時に、その外力の方向に応じて種々の靭帯損傷を生じます。
 

  • 外反強制により内側側副靭帯が損傷
  • 内反強制により外側側副靭帯が損傷
  • 脛骨上端の前内方に向かう外力で前十字靭帯が損傷
  • 後方への外力で後十字靭帯が損傷

 
最も頻度が高いのは内側側副靭帯損傷です。

膝離断性骨軟骨炎
成長期のスポーツ選手にまれに起こり、繰り返されるストレスや外傷により軟骨下の骨に負荷がかかる事が原因と考えられています。血流障害により軟骨下の骨が壊死し骨軟骨片が分離、遊離します。

オスグッド病
10~15歳の成長期の子供が、跳躍やボールをけるスポーツをし過ぎると、発生します。
脛骨結節(お皿の下の骨)が徐々に突出してきて、痛がります。

スポーツによる膝の慢性障害
ランニングやジャンプを長時間繰り返しおこなうことによって膝に痛みが生じてきます。
痛みの程度により重症度が異なります。

  • 軽症…スポーツは可能であるが、その後痛む。
  • 中等症…スポーツのプレーには支障がないが、途中と後で痛む。
  • 重症…常に痛み、プレーに支障が出る。
  • 最重症…腱や靱帯の断裂。

 
オーバートレーニングにより生じるため、使い過ぎ症候群ともよばれます。 
① 大腿四頭筋腱付着部炎(ジャンパー膝)
② 膝蓋腱炎(ジャンパー膝)
③ 鵞足炎
④ 腸脛靭帯炎

膝蓋骨脱臼
ジャンプの着地などで、膝を伸ばす太ももの筋肉(大腿四頭筋)が強く収縮したときに起こります。ほとんどは膝蓋骨が外側に脱臼(外側脱臼)します。

腓骨神経麻痺
下腿の外側から足背ならびに第5趾を除いた足趾背側にかけて感覚が障害され、しびれたり触った感じが鈍くなります。足首(足関節)と足指(趾)が背屈で出来なくなり、下垂足(drop foot)になります。
 


対処&治療

それぞれの疾患ごとに治療法は異なります。
西洋医学の場合、半月板損傷の治療は保存療法と手術療法に分けられます。保存療法は膝周囲の筋力訓練が有効です。
 
鍼灸治療では西洋医学のリハビリよりも痛みが少なく、半月板損の完全な回復までの時間を短縮することに主な特徴があります。
ツボを刺激することで膝周囲のだるさや痛みを取ったり、こりをほぐしたり、破壊された半月板の回復を促したりする効果があります。

当院の治療の基本

筋肉調整
筋肉への効果的な施術(整体・はり・灸)により血行を改善し、症状の改善を行う。
背骨・骨盤矯正
背骨・骨盤矯正によって、骨格のゆがみ・ズレの回復させる。
自律神経調整
頭蓋骨・内臓の矯正によって、自律神経の乱れを整えて、自然治癒力を甦らせ痛みの改善を行う。


対応ツボ

膝痛に効果のあるツボ

血海【けっかい】

位置:膝の皿の上端外側から親指2本分上の内側
梁丘【りょうきゅう】

位置:膝の皿の上端外側から親指2本分上
内膝眼【ないしつがん】

位置:膝を曲げた時にできる、皿のすぐ下のくぼみの内側
外膝眼【がいしつがん】

位置:膝を曲げた時にできる、皿のすぐ下のくぼみの外側
委中【いちゅう】

位置: 膝の裏のシワの真ん中あたり
鶴頂【かくちょう】

位置:ひざのお皿の上部中央のへり、ひざについている腱(筋肉と骨を結びつけている組織)と腱の間
足三里【あしさんり】

位置:しつ蓋骨の下、外側のくぼみから親指の幅3本分下がった部位
膝関【しつかん】

位置:膝を深く曲げたときに、膝の裏側にできるしわの内側の端、下方のくぼんだ部分
陰谷【いんこく】

位置:膝を軽く曲げたときに、膝の裏側にできるしわの内側の端部分
中封【ちゅうふう】

位置:内くるぶしの出っぱり部分、親指の幅1本分前のへこんだ部分