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ストレスが病気の原因になる理由
こんにちは!
むさしこすぎグリーン治療院のやこです!
今日は、ストレスが病気の原因になる理由についてブログを書いていきたいと思います!
まず初めに自律神経について、簡単に説明します。
自律神経とは、『交感神経』と『副交感神経』の2つのバランスで成り立っています。
からだに精神的、肉体的なストレスがかかりすぎると、そのバランスが交感神経優位に揺さぶられてしまいます。
交感神経が優位になりすぎると白血球のバランスを崩し、からだの免疫力を低下させてしまいます。
現代医学は飛躍的に進歩したはずなのに、原因不明とされている病気がたくさんあります。
患部で起こっている症状は説明できますが、なぜそれが起こるのか?という原因になると解明されていないことが多いのです。
原因がわからないとどのような治療が施されるかというと、たいていは対症療法です。
痛い時は痛み止め、熱が出たら解熱剤、炎症が起こっていれば抗炎症剤、咳が出たら咳止めといったものが対症療法です。
ストレスなどで交感神経が優位になると、白血球の中の顆粒球が増えます。
顆粒球の働きは体に入ってきた有害な異物を食べてくれます。
その働きはとても大切なのですが、増えすぎてしまうと体の中の必要な常在菌と戦って、化膿性の炎症を起こしてしまいます。
また細菌のいない組織に行ってしまった場合は、そこの組織を活性酸素で破壊してしまいます。
顆粒球は細菌など、異物があるところでは化膿を起こしますが、それがないとこのでは組織を破壊して炎症を起こします。
この仕組みがわかるとさまざまな疾患の原因が見えてきます。
歯槽膿漏、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、クローン病、痔などは粘膜破壊が起こって炎症を起こします。
不自然な無理を体に強いることでストレスがかかり、交感神経が優位になって顆粒球が増えすぎて組織破壊が起こったためによる病気です。
多くの人がストレスは病気の原因になる!と気づいていますが、そのストレスがどのように病気を起こすのか、というメカニズムがわからないので、病気の原因にたどり着けなかったのです。
それが、交感神経の過緊張により顆粒球が増え、組織を破壊することがわかると原因として繋がってきます。
また、交感神経が緊張することで血管も収縮するので血流障害も起き、二重に組織の破壊が進みます。
交感神経によって顆粒球が増える法則は、ネズミを使った実験で明らかになりました。
ネズミを金網に挟んで動けないようにし、観察が行われました。
すると、細菌感染を起こしていないのに顆粒球が増加し、それがしばらくすると粘膜に達して破壊していきました。
ストレスから潰瘍ができる様子が観察できたのです。
・顆粒球とは?
顆粒球の寿命は約1〜2日と寿命が非常に短い細胞です。
顆粒球は骨髄で作られ、血流に出て粘膜で役目を終えます。
なので、顆粒球が増えすぎると最後の粘膜がやられてしまいます。
皮膚の上皮にも行くので、寝不足の日が続いたりすると吹き出物が出たりします。
ニキビに限らず、皮膚に炎症を持っている方は大きなストレスを抱えている場合が多くあります。
その場合は食生活の乱れも付随している場合も多いです。
私たち人間が無理な生き方をしたり、悩んだり、気を使いすぎたりして消耗し、交感神経を緊張させてしまうことで病気が作り出されてしまいます。
ストレス→交感神経緊張→組織破壊
を基本に考えると、対症療法は一時凌ぎにはいいこともありますが、根本的な解決には至らないことも多くあります。
逆にストレスを解消すれば病気は治癒の方向へ向かっていきます。
私たちが生きていく中で、必ず感染症やウイルスなどにさらされます。
悩みやどうしても無理をしてしまう場面もあると思います。
それらが体にとってはストレスとなり、自律神経に偏りが生まれてしまいます。
その影響で白血球が過剰に働き、からだに負担をかけ、悪影響を及ぼします。
それが病気の基本的な仕組みと考えられます。
なので病気になるかならないかは、外的な要因ももちろんあるとは思いますが、その人それぞれの生き方にかかってきます。
無理をしてもある程度なら耐えられます。
しかしどこまでも無理をしていると、からだは持ち堪えられません。
自分の限界をしっかり知っておきましょう。
そしてそれは心理的な無理やストレスも同じです。
生き方には生活のスタイルだけではなく、思考のクセも含まれます。
心のストレスも少なくすることが大切です。
ストレスがダメなら楽をすればいい!と思う方もいるかもしれません。
しかしリラックスのしすぎもまた体にとってはストレスになります。
一番わかりやすいのは運動不足ですね。
適度な運動をし、自然な食べ物を食べ、体を冷やさない。
当たり前のことばかりだと思います。
しかしながら、セルフケアだけでもできることはたくさんあると思います。
緊張が強すぎて症状が強かったり、何をやったらいいかわからない!という方は一度、鍼灸やマッサージを受けてみるのもいいと思います。
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