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女性の体のリズムと生理について

こんにちは!
むさしこすぎグリーン治療院のやこです。

 

本日は、女性の体のリズムと生理についてブログを書いていきたいと思います。

 

なぜ男性鍼灸師の私がこのようなブログを書くかというと、、、
普段施術をしていて、女性の患者様は主訴とは別に老若男女問わず、生理に問題を抱えている方が多いと感じるからです。

 

生理は男性にはない、女性だけが感じられるからだの声です。

 

元気になるための体の声を聞ける方が増えていただけたらと思います。

 

・東洋医学の体のリズム

 

東洋医学では男性は8年、女性は7年周期で体に変化があると考えられています。
これはもちろん個人差があるので、目安としてその前後の年齢で体に変化が訪れるという事です。

 

赤子から大人の体へ変わり始めるのが7歳頃。

 

体も心も大分大人に近づいてくるのが14歳頃。
この頃の大きな変化として生理が始まります。

 

大人の体として完成するのが21歳頃。

 

体力のピークが28歳頃。

 

ピークが過ぎて下り坂になるのが35歳頃。

 

髪の毛や肌、筋肉など、見た目に変化が訪れるのが42歳頃。

 

次の49歳頃でとても大きな変化、生理が終わり、閉経を迎えます。

 

こちらはあくまでも目安です。
この通りに行っているのが正しいというわけではありません。

 

ポイントは不調があるかどうかです。
生理の乱れなども含めて、周期からずれていても体に不調がなければ問題ありません。

 

生理の乱れや体に不調があるということは、体の働きが乱れているということです。

 

どのような症状がどのくらい出ているかで、ご自身の体の状態や乱れ方がわかります。

 

治療を受けたり、セルフケアで体が整ってくると、本来のご自身の体のリズムに戻っていき、不調も和らいでいきます。

 

また、女性のリズムとして7年周期とは別に28日の周期があります。

 

これは排卵と生理のリズムで、約35年続きます。

 

このリズムも個人差があるので、25〜35日くらいで安定していれば概ね問題ないと考えられています。

 

このリズムも7年周期と同じように体に不調がないことが大切です。

 

生理の出血期間は3〜7日が平均で、あると言われています。

 

出血量は20〜140mlと言いますが、かなり個人差があるようです。

 

なので、毎月安定していてPMSなどがなければあまり気にしなくても大丈夫です。

 

 

・東洋医学のエネルギー

 

東洋医学の考えで、体の様々な症状は3つのエネルギー、『気』、『血』、『水』の変化によって起こると考えられています。

 

『血』は現代の血液と同じような血液のイメージです。

 

『水』は血液以外の水分。

 

『気』は東洋医学の独特の考え方です。

 

生き物が死んでしまうのは、血も水もなくならずに残っています。
ということは、それ以外に目には見えないエネルギーが体の中にあり、これがなくなってしまうのではないか、と考えられたのが『気』です。

 

ほとんどの人はこの気を見ることはできません。

 

けれども優しそうな人だなぁ、とか怖そうな人だな、とかなんとなく感じる雰囲気や人柄を自然と感じている人も多いかなと思います。

 

これも東洋医学で言う『気』です。

 

『気』は食べ物と呼吸から作られます。

 

体の中を巡ってエネルギーとして使われています。

 

朝から日中に動いたり、考えたりするとだんだん減っていき、足りなくなると疲れてきたりお腹が減ってきたりして気の補給をしたくなります。

 

睡眠や食事、セルフケアや治療を受けると気の補給や回りを助けて、心地よさや安心感を感じます。

 

気は体を動かすだけではなく、感情を安定させるためにも働いています。

 

気が満ちてしっかりと巡っていると感情は安定します。

 

自分のいる場にも適応しやすくなります。

 

よく気圧のせいで体調が悪い、と環境のせいにする方もいらっしゃいます。

 

ご自身の症状は仕方がないこととあきらめず、正しく整えれば体は良くできているので調子は安定していきます。

 

気が足りないと、エネルギーの不足している不安から、心配事は恐れたりといったマイナスな感情が出てきます。

 

ちょっとしたことでイライラしたりするのもそうです。

 

このエネルギーの『気』と『血』が体のリズムにも大きく関係してきます。

 

この量や質が生理にそのまま現れます。

 

生理痛に悩んでる、周期が乱れている、妊娠したい、と思ったら、まず気血を満たし、しっかりと巡らせて整えるのがとても大切です。

生理が終わり、排卵までの間は、体のエネルギーの気血を補給して回復するための期間です。

 

卵子を大きく育てるのも、高温期を作るのも、元のエネルギーは『気』です。

 

エネルギーが満ちていることが大切な期間なので、食事と睡眠、そして呼吸をしっかり行い、無理をしないことでエネルギーを消費し過ぎないことが大切です。

 

この間に働き過ぎたり、生活が乱れたり、無理をすると、気血が体に満たされなくなります。

 

しっかりと生理の疲れから回復できないと、疲労感や倦怠感が続いてしまいます。

 

この期間にしっかりと気血の回復ができると、そのエネルギーを排卵にしっかりと使うことができます。

 

そのエネルギーが排卵を起こし、高温期を作って維持します。
子宮内膜を厚くして赤ちゃんが育ちやすい環境をつくります。

 

気が足りないと、高温期を作り出せなかったり、維持できなくなります。

 

また、排卵もスムーズにいかなくなり、排卵痛や不正出血をすることもあります。

 

この期間に妊娠しなければ、体の中を一度きれいにリセットします。

 

妊娠のために準備していたもの、『血』を溜めていた子宮内膜を剥がし、外に出して生理の出血を起こします。

 

熱も必要なく成るので、低温期になります。

 

このいらなくなった血や熱を外に出すエネルギーも気です。

 

気の力で全身に溜まったいらないものを子宮のある下腹部に集めます。

 

出血によりいらなくなったものを外に出すので、子宮だけではなく、全身がきれいになります。

 

なので、生理ごは肌がきれいになったり、気持ちもスッキリします。

 

気が足りなくなると、筋肉の弾力が減り、いらないものが集まってきている下腹部が張っている感じや痛みが出ます。

 

生理の後は特にエネルギーが少ない時期なので、まずは補給するように意識して生活することが大切です。

 

体に優しくない、負担のかかる生活をしていると、リズムの変化に体がうまく対応できなくなります。

 

そうするとからだや心に不調を感じるようになります。

 

リズムにあった、体に優しい生活を心がけていくと、少しずつ『気』が増えて体の変化を感じるようになりますよ🍀

整え方やご自身の体の状態がわからない!という方は一度体を診る専門家に診てもらうのがおすすめです!

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