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花粉症について

春の季節がやってくると、多くの人が花粉症に悩まされます。

花粉症は鼻や目のかゆみ、くしゃみ、鼻汁、目の充血などの症状が現れるアレルギー疾患です。東洋医学的な視点からは、体の内側からアプローチすることで花粉症を緩和することができます。

本記事では、東洋医学的なアプローチについて解説し、花粉症の症状を軽減する方法をご紹介します。

 

 

【東洋医学の視点から見た花粉症】

 

東洋医学における花粉症の原因は、「気の乱れ」とされています。気は生命力であり、人間の体内に流れるエネルギーのことを指します。気は五臓六腑、経絡と呼ばれる体内のエネルギーネットワークを通じて全身に循環しています。体内の気が乱れると、免疫力が低下し、アレルギー症状が現れるとされています。

 

東洋医学では、花粉症の治療には、体内の気を整えることが重要とされています。気を整える方法は、食事、運動、瞑想、漢方薬、鍼灸などがあります。特に、体を温めることが有効とされています。次に、体を温める方法についてご紹介します。

 

 

【体を温める方法】

 

  1. 食事

体を温める食材として、生姜、にんにく、山椒、ネギ、唐辛子などが挙げられます。これらの食材には、血行を促進し、体を温める効果があります。また、体を温めるだけでなく、免疫力を高める作用もあるため、花粉症の症状を軽減することができます。

 

 

  1. 運動

運動によって体温を上げることができます。運動と言っても激しい運動をする必要はありません。ウォーキングやストレッチなどの軽い運動でも十分効果があります。

 

 

花粉症には様々な症状があり、それぞれに対する東洋医学的アプローチがあります。ここでは、具体的な症状別にアプローチ方法を紹介していきます。

 

 

【鼻づまり、くしゃみ、鼻水の症状】

 

鼻づまり、くしゃみ、鼻水は、花粉が鼻の粘膜に付着してアレルギー反応が起こることによって引き起こされます。東洋医学では、鼻水やくしゃみ、鼻づまりの原因は肺気の乱れと考えられています。肺気とは、呼吸によって取り入れた気のエネルギーであり、肺気が滞ることによって、鼻や喉の粘膜が炎症を起こして、花粉症の症状が現れるとされています。

この症状を緩和するためには、肺気を整えることが大切です。具体的には、以下のような方法が有効です。

 

・呼吸法:深呼吸や腹式呼吸を行うことで、肺気を整えることができます。

 

・食事:肺を養う食材として、梨や白菜、ねぎなどを積極的に摂取することが良いとされています。

・ツボ押し:鼻づまりには、「足三里(あしさんり)」というツボが効果的です。足三里は、膝の外側にあるツボで、指圧やマッサージで刺激することで、鼻づまりを緩和することができます。

 

 

● 頭痛やめまいがある場合

 

頭痛やめまいがある場合には、鍼灸治療が有効です。鍼灸治療は、細い針を体表に刺激することによって、体内のエネルギーを調整する治療法です。特に、頭痛やめまいの原因となる頭部や首の筋肉の緊張をほぐし、血流を改善することで、症状の改善が期待できます。

また、漢方薬による治療も有効です。漢方薬には、体内のエネルギーを調整する効果があり、頭痛やめまいの症状を改善する作用があります。漢方薬は、漢方医師の処方によって使用することができます。

 

 

● 喉が痛い場合

 

喉が痛い場合には、梅菜花(ばいなか)という食材を取り入れると効果的です。梅菜花には、喉の炎症を抑える効果があり、喉の痛みを緩和することができます。また、梅菜花に含まれるビタミンCは、免疫力を高める作用があり、花粉症の症状を改善することが期待できます。

 

 

● 目のかゆみや充血がある場合

 

目のかゆみや充血がある場合には、目の周りのツボを刺激することで症状の改善が期待できます。目の周りには、風池(ふうち)や攢竹(さんちく)というツボがあります。これらのツボを指圧することで、目のかゆみや充血を改善することができます。

 

また、漢方薬による治療も有効です。漢方薬には、目のかゆみや充血を改善する効果があります。漢方薬は、漢方医師の処方によって使用することができます。

 

 

【アロマテラピー】

東洋医学においても、香りは身体や心に影響を与えるとされています。特にアロマテラピーによる芳香療法は、気分をリフレッシュしたり、ストレスを和らげたりする効果があるとされています。

アロマテラピーの中でも、特に花粉症に効果的な精油があります。カモミール、レモン、ラベンダー、ユーカリなどは、抗アレルギー作用や抗炎症作用があるため、花粉症の症状を緩和するのに役立ちます。また、ハッカやペパーミントは、鼻づまりや喉の痛みなどの症状を緩和する効果があるとされています。

アロマテラピーを行う際には、適切な方法で使用することが大切です。直接肌に塗布することは避け、加湿器やディフューザー、アロマストーンなどを使って香りを楽しむようにしましょう。また、精油の種類や配合割合にも注意し、必ず医師やアロマセラピストの指導のもとで使用するようにしてください。

 

 

【まとめ】

花粉症は、春先になると多くの人が悩む疾患です。東洋医学的なアプローチによって、自己治癒力を高め、症状を緩和することができます。食事や漢方、鍼灸、アロマテラピーなど、多種多様な方法がありますが、どの方法も健康的で自然な方法であるため、安心して取り入れることができます。ただし、症状が重い場合や、アレルギー症状に似た別の疾患を発症している場合には、早めに医師の診断を受けることが重要です。

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