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スタッフブログ

鍼治療について②

こんにちは!

 

 

むさしこすぎグリーン治療院スタッフのやこです(^^)

 

 

前回のブログにひき続き、『鍼治療』について紹介したいと思います!

 

 

今回は、①鍼の素材について、②鍼の太さについて、③鍼治療の主なやり方について、④鍼治療の副作用について、⑤鍼治療を受けた後の過ごし方について書いていきます!

 

 

①鍼の素材について

 

 

私たち鍼灸師が使う鍼は、基本的に金属からできています。

 

 

現在は主にステンレス製のものが主流となっていますが、金や銀で作られた鍼もあります。

 

 

ステンレス製鍼の利点として、

 

 

 

①丈夫で折れにくく、安全。

 

 

②耐久性が高く、高圧蒸気などの滅菌に適している。

 

 

などのメリットがあります。

 

 

その一方で金や銀に比べると、弾力性にやや劣り、痛みを感じやすいと言われています。

 

 

金や銀は体に馴染みやすく、弾力性も豊富なので痛みを感じにくいのが特徴です。

 

 

しかしながら耐久性が低く、錆びやすいのでお手入れが大変で高価という難点もあります。

 

 

当治療院では安全性を考慮し、ステンレスの鍼を使用しています。

 

 

 

 

現在はほとんどの治療院で使い捨ての鍼、ディスポーザブル鍼が用いられています。

 

 

あるいは、滅菌処理をした鍼を使用することもありますが、その場合は高圧蒸気滅菌機で処理しますので、感染の心配はありません。

 

 

 

②鍼の太さについて

 

 

一般的に鍼灸治療で使われる鍼の太さは、0.16~0.24mmほどです。

 

 

とはいってもイメージしづらいかと思いますので、いくつか比較をしたいと思います。

 

 

日本人の平均的な髪の毛の太さは、0.08mm~0.15mmほどと言われています。

 

 

細い針ですと髪の毛とさほど変わらない太さなので、痛みはほとんど感じることはありません。

 

 

注射針と比較すると、

 

 

22G(ゲージ) : 0.70mm 主に採血、静脈注射用

 

 

26G (ゲージ) : 0.45mm 皮下注射、筋肉注射

 

 

34G (ゲージ) : 0.15mm インスリン注射

 

 

鍼灸治療で使用する鍼と比較すると、注射針のほうが太いことがわかります。

 

 

太さだけではなく、注射針には液体を通すために穴が空いています。

 

 

そしてその液体を通すために皮膚を切る必要があり、針先は鋭くとがっています。

 

 

皮膚には痛みを感じる痛覚が無数に存在するため、先の鋭い針を刺すと『チクッ!』とする嫌な痛みを感じてしまいます。

 

 

それに比べて鍼灸治療の鍼に穴はなく、また皮膚を切る必要もないため、針先は注射針と比較して丸みを帯びています。

 

 

丸くすることで皮膚を無理に破ることなく、無用な痛みを感じづらくするように工夫されています。

 

 

③鍼治療の主なやり方

 

 

鍼治療のやり方は施術家や治療院によって異なることが多々あります。

 

 

鍼にも流派があり、施術家それぞれに考えがあるので施術のやり方は誰一人全く同じというような人はいないでしょう。

 

 

ここでは代表的なやり方を紹介します。

 

 

・単刺(たんし)

 

 

刺鍼した鍼をすぐに抜く方法です。

 

 

 

・置鍼(ちしん)

 

 

鍼を目的の深さまで進め、そこで数分~数十分置いておく方法です。

 

 

・てい鍼、ローラー鍼

 

 

鍼を刺さず、押圧や接触、摩擦することで皮膚を刺激します。

 

 

小児や鍼が苦手な方に用いられます。

 

 

・置き鍼、シール鍼

 

 

1mmほどのシールについた鍼を貼り付ける日本独自の方法です。

 

 

貼り付けておくことで施術効果の持続が期待できます。

 

 

エレキバンのようなもののイメージです。

 

 

 

 

 

④鍼治療の副作用

 

 

鍼治療には薬を服用した時のような副作用はありませんが、施術後に瞑眩(めいげん)という反応が出ることがあります。

 

 

 

・症状が一時的に強くなる。

 

 

 

お悩みの症状が長く続いている場合、筋肉が固くなり血流が悪くなり、痛みやコリを感じにくくなっていることがあります。

 

 

そこの筋肉が緩むことで血流が改善し、正常な状態に戻っていく過程でいつもより痛みを感じるようになり、このような反応になります。

 

 

・普段痛みを感じない部位に痛みを感じる。

 

 

人間のからだは痛みが最も強い部位に意識が行きます。

 

 

そのため、ほかの部位に痛みがあっても気づかないことがあります。

 

 

一番気になっていた部位の痛みが改善してくることで、次に痛かった部位の痛みを感じるようになり、このような反応が出ます。

 

 

・内出血

 

 

鍼治療では毛細血管に傷をつけ、内出血を起こすことがあります。

 

 

しかし内出血をしたとしても、2日~2週間ほどで吸収され、治癒の過程で血流の改善が期待できます。

 

 

もちろん内出血をしないよう、細心の注意を払って施術をしていますが、体質やその時の体調、お飲みになっている薬の種類によって内出血しやすい方もいらっしゃいます。

 

 

特にお顔への美容鍼でも内出血を100%防ぐことはできません。

 

 

結婚式や写真撮影の直前に美容鍼をご希望の方は注意が必要です。

 

 

 

また、施術後、だるさや倦怠感、眠気、また症状の一時的な悪化が起こることがあります。

 

 

基本的に鍼灸施術は副交感神経を優位にするのでそのような反応が出ます。

 

 

⑤鍼治療を受けた後の過ごし方

 

 

施術後は激しい運動や長時間の運転は避けたほうがいいでしょう。

 

 

施術直後の入浴も避けたほうがいいですが、3時間ほど経過すれば問題ありません。

 

 

お酒は鍼灸施術との相性はよくはありません。

 

 

無理には止めませんが、どうしても飲みたい!という方はほどほどにビール1本程度に抑えるのが無難です。

 

 

施術後はお身体を休めてリラックスしたほうが施術効果がでやすくなります。

 

 

せっかく施術を受けたのだからリラックスした状態で鍼灸治療後のお身体の反応を感じていただきたいと思います。

 

 

治療院をお探しの方や、鍼灸治療を受けてみたい!という方は、当治療院へお気軽にご連絡ください!(^^)

 

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