2021.05.28
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リモートワーク症候群 ~足の疲れ編~

リモートワーク症候群 ~足の疲れ編~

コロナウィルスはいまだに世界中で多くの人々の生活に影響を与え続けています。

しかもウイルスは形を変えて生き残ろうとしています。

現在、日本国内においては英国型、ブラジル型、インド型と変異種がメインに移り変わろうとしています。

そして、5月12日より高齢者のワクチン接種がスタートしました。

政府の予定では65才以上の高齢者3800万人を7月いっぱいに接種終える予定だそうです。

3800万人×2回ですのでこれだけでも7600万回です。

ワクチン確保も大変ですが、打ち手となるドクター、ナースの確保が何より勝負になりそうです。

コロナウィルス感染のゲームチェンジャーと呼ばれているのがこのワクチンです。
早く多くの人が接種出来ることを願っています。

最近、朝の通勤時ですが武蔵小杉駅に向かう人が減っている感じがします。

やはり、リモートワークが進んでいるようです。朝のラジオ(森本毅朗のスタンバイ)で話していましたが、東京と大阪ではリモートワークの浸透率に相当な差があるとの事でした。
商人の町、大阪では対面での商売が基本らしいです。

これからリモートでのワークスタイルが増えることが最重要課題となってきているようです。

リモートワークが身体に与える影響はこれまでもブログにでお伝えして参りましたが上半身だけでなく、下半身にも大きな影響が来ているようです。

当治療院に来院される方も足の疲れや、足のむくみ、足の痛み等、様々な症状を訴えております。

毎日の通勤時、意外と気付きませんが結構歩いているものです。

駅まで歩き、階段を昇り駅に入る。今度は階段を降りて電車に乗る。
そして、会社までまた歩く。

人それぞれではありますが、片道2000~3000歩程は歩いているのではないでしょうか(当社社員の平均値)。

往復で考えれば案外歩いていますよね。この毎日の習慣がなくなってしまうのですから、足への影響は大きいです。

特に主訴として多いのが足の疲れ、ダルさです。

やはり、歩かなくなる訳ですから血液循環が悪くなるの当然ですよね。

そして、リモートワーク環境が整っていない自宅でのPC作業は言うまでもなく肩、頸、背中、腰と大きな負担がきます。
特に長い時間の座位作業は骨盤周囲を圧迫し下半身の血液循環を悪化させます。

その影響から、『足のむくみ』と言う症状として現れるのではないでしょうか?

それでは、今日は当治療院にて、『足の疲れ』、『むくみ』等に良く使うツボを紹介したいと思います。

【三里】
足の疲れと言えば三里です。奥の細道で有名な松尾芭蕉足が足の疲れをとるために足の三里にお灸をして全国行脚したと言うエピソードがあります。
三里にはお灸も気持ち良いですが、鍼の響きも何とも言えず、「良き」です。
三里は胃腸の働きが悪いときにも効果的です。足が軽くなると胃腸の働きも良くなる事が多いのです。
《ツボの取り方》
下腿前外側、外膝眼の下方3寸、脛骨の外側。膝を60度に屈し、大腿と下腿及び足底面とで正三角形を作り、脛骨の前面を指先で押し上げて止まるところ(頸骨粗面)と腓骨頭の直下部との中間部。
《筋肉》
前頸骨筋
《血管》
前頸骨動脈、大伏在静脈
《神経》

浅腓骨神経(外側腓腹皮神経)、深腓骨神経

【三陰交】
足のむくみと言えば三陰交です。婦人科系(生理不順など)の疾患にも良く使います。このツボも鍼、指圧共に気持ち良く響きます。

《ツボの取り方》
足の内果の上3寸、脛骨後縁にある。
《筋肉》
後脛骨筋、長指屈筋
《血管》
後脛骨動脈、小伏在静脈
《神経》
伏在神経、脛骨神経

【湧泉】
押せば命の泉湧く、ワッハハと浪越先生の専売特許であるのが湧泉です。このセリフにあるようにこのツボを押すと疲れが吹き飛び、頭もスッキリしてしまうのです。
《ツボの取り方》
足底の中央よりやや前方、五指を曲げると陥むところにある。五指を屈して陥むところで第2指と第3指の間の通りの、への字型の皺の内側頭に取る。
《筋肉》
長指屈筋、足底方形筋、母指内転筋斜頭
《血管》
後脛骨動・静脈の分枝である足底動・静脈
《神経》
内側足底神経(頸骨神経分枝)

今日はこの3つのツボをご紹介させて頂きます。
この3つのツボにつきましては、本当に本当に体感して頂きたいと思います。
鍼の響き、そして押圧した時の感覚はまさに
いたきもちよい。
「痛快」です。

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