長距離ランナーのメンテナンス(指一本で楽になる)
武蔵小杉駅より徒歩1分。
グリーン治療院な渡辺です。
世界陸上が終わりましたね。
今大会をもって織田裕二さんと中井さんがMCを卒業するそうです。
長年において大会を盛り上げてくれました。お疲れ様です。
今大会のメダルは、槍投げ女子の北口棒花選手の銅メダル一つと寂しい結果に終わりましたが、400×4リレーは4位に食い込みあと一歩でメダルと言う激走でした。次回パリオリンピックに向けて期待大です。
また、今大会もコロナ感染に追われた大会でした。スタジアムを見る限りノーマスクの人が多く、何でもないようですが
人が動けばウィルスも動くと言う言葉通り女子マラソンの2選手はコロナ感染のため欠場となってしまいました。
日本代表としてアメリカに渡っていながらに残念無念です。
当治療院においては、アスリートケアとして利用される患者様も多数いらっしゃいます。
陸上、テニス、サッカー、柔道、そう言えばポールダンサーとして活躍されてる方もいらっしゃいました。
生涯スポーツとしてランニングをされている一般アスリートの方も多くいらっしゃいます。
本日は、長距離系、マラソン等をされている方に多い症状とケアについてお話したいと思います。
実業団の選手で月間100キロ位、高校、大学の選手でも相当な走行数を走り込んでいいるとと思います。また、一般アスリートの方でも常に大会を意識してる方が多く仕事終わりに毎日、少なくとも週2~3日は走り込んでる方が多いようです。
長距離、マラソン系の方に多い症状としては大腿部後面(ハムストリング)の肉離れや下腿脛骨内側縁に痛みや腫れが生じる骨膜炎(シンスプリント)が多いです。ストレッチなどのセルフケアだけでは、どうしても足りない部分も出てきてしまいます。
特に怪我予防やケアをする上で絶対外せないツボを紹介したいと思います。
そして、ツボとしては存在しないもののマッサージ或いは指圧をして解したい筋肉も紹介したいと思います。
先ずは長距離ランナーのメンテナンスをする上で外せないツボを2つご紹介致します。
【環跳かんちょう】足の少陽胆経
《部位》股関節部、大転子の前方にある。
《ツボの取り方》側伏(横向き)になり下側の脚をのばし、上側の脚の股関節、膝関節曲げ、股関節外側に出来る横紋(シワ)の内端に取る。
《筋肉》大腿筋膜張筋、中・小殿筋の前縁
《血管》下殿動・静脈
《神経》外側大腿皮神経、上殿神経
《主治》坐骨神経痛、外側大腿皮神経痛、片麻痺による下肢の不随等々に効果が有ります。
横向きになってもらいまして、ツボ指圧した瞬間に殿部から大腿外側、足の先まで響き渡ります。また、頭がスッキリするほどの感覚は是非とも体感してもらいたいツボです。
【承扶】足の太陽膀胱経
《部位》殿溝の中央部
《ツボの取り方》殿部の下部、坐骨結節の下の横紋のほぼ中央で、うつ伏せの姿勢にて足を伸ばし、力を緩め、坐骨結節から起始する大腿二頭筋長頭の腱の外縁に取る。強圧すると大腿部全体に響く。
《筋肉》大殿筋、大腿二頭筋長頭、半様腱筋、半膜様筋、
《血管》貫通動脈、大腿静脈
《神経》下殿皮神経、後大腿皮神経、坐骨神経幹
《主治》坐骨神経痛や股関節痛には非常に効果的なツボです。うつ伏せになって頂き、指一本でツボ指圧すると足全体に響き渡ります。
以上の【環跳】【承扶】2つのツボは長距離ランナーのメンテナンスには絶対外せないツボです。
指一本で足全体に響き渡る感覚と頭までもスッキリする感覚が得られます。
そしてツボではないのですが、最後に紹介するのが梨状筋です。
【梨状筋】梨状筋は、脊椎の下部にある大きな三角形の骨(仙骨、または尾骨)の前面から、大腿骨上端の突出した部分(転子)に伸びている筋肉です。 走っているときや座っているときに、股関節を回旋させる筋肉を通る坐骨神経が、梨状筋の下から出る位置で梨状筋に圧迫されることがあります。
この、梨状筋は仙骨の前面から起こり大腿骨の後ろを追加して大腿骨の大転子に付着しています。
つまり、骨盤と大腿骨を繋いでいる筋肉ですので、長距離ランナーにとっては相当な負担をかけている状況です。
ストレッチなどのセルフケアでは中々緩めきれない筋肉でもあります。
また、この梨状筋がかたいまんまでいると坐骨神経を圧迫してしまい、しびれや坐骨神経痛の原因になりかねません。
まずはお風呂にゆっくりとつかり、身体を温める。そして、時間をかけてゆっくりとストレッチ。
それでも症状が変わらなければ一度ご来院下さいませ。
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