不眠症について
こんにちは!☀️
むさしこすぎグリーン治療院のやこです(^^)
今日は、不眠について書いていきたいと思います!
私自身、患者様のお身体を診る際に、睡眠はとても重要視しています。
何時に寝て、何時に起きるか、起きた時にスッキリしているか、朝何が食べたいか?などです。
なぜそれらを聞くかというと、何かしらの症状を抱えている方は、睡眠にも問題を抱えている方が多いからです。
現代社会では、5人に1人は睡眠の問題に悩んでいると言われています。
持続性の不眠症に悩んでいる方は10%以上、さらに3%ほどの方が睡眠薬の服用が習慣になっています。
慢性化した睡眠障害は、仕事や私生活に影響を及ぼすだけではなく、心身の健康に大きな影響を与えます。
また、不眠が慢性化し、一年以上経過すると鬱病になる危険性があるとも言われています。
不眠症の原因
西洋医学的に不眠症の原因は、5つのPとしてまとめられています。
①Physical 身体的要因
痛み、痒み、夜間頻尿、咳など
②Physiological 生理学的要因
騒音、光、温度、環境の変化、好ましくない生活習慣など
③Pharmacological 薬理学的要因
薬物の副作用や離脱症状など
④Phychological 心理学的要因
ストレス、緊張など
⑤Phychiatric 精神症状
うつ病、統合失調症、不安障害など
そのほかには、時間帯域変化(時差)、睡眠時無呼吸症候群などの内因性睡眠障害なども原因となります。
東洋医学的にみた不眠症
東洋医学的に考えると、陰と陽のバランスが崩れた時に発症すると考えられています。
陰陽の相対的関係から言えば昼間は陽が、夜間は陰が盛んになります。
夜間は陰が盛んになる時間帯となり、からだは回復モードになります。
しかし、何らかの原因で夜間に陽が盛んになり、回復モードに切り替えられないと睡眠に支障が出てきます。
原因はいろいろ考えられますが、いくつか挙げると、、、
○さまざまなストレスにより、緊張や興奮が抜けない
○時間に追われている
○夜ご飯にお肉などの動物性食品を摂りすぎている
○寝る直前までスマホやテレビを見たりPCで作業している
○イライラしている
○満腹になるまで食べ過ぎている
○カフェインの摂取
などなどがあります。
特に頑張り過ぎて、緊張している方が多いかなと思っています。
緊張がとても強いと、寝ていてもからだの力が抜けず、噛み締めや歯軋りになります。
頭もうまく休めなくなり、夢も見ます。
そして朝まで寝ても疲れが取れなくてスッキリせず、目覚めが悪くなってコーヒーが欲しくなります。
緊張すると、からだはそれを緩めたくなります。
からだに優しい緩み方なら平気なのですが、自分で緩むのが下手な人ほど、甘いものやアルコールが欲しくなって、悪循環に陥ります。
がまん、アルコール、小麦、甘いものを摂り過ぎても消化器に負担がかかるのでイライラに繋がってきます。
まず睡眠にお悩みの方は、ご自身が回復モードに入れていないことに気づきましょう。
それから、前の日の過ごし方の中から探してみると原因が見えてくるかもしれません。
朝の目覚めが前の日の過ごし方の結果です。
不眠症や睡眠障害といっても軽く感じてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、睡眠の質のからだへの影響はとても大きく、それが引き金となってさまざまな別の症状の原因となってしまうこともあります。
ぜひ目覚めた時の感じをしっかり意識して日々の生活に生かしてください🍀
また睡眠の基本として、寝る時間も大切です。
寝るのが遅いとその分回復力もかなり落ちます。
毎日早く寝ましょう!とは言いませんが、早く寝る日、少なくとも22時には寝る日を作れるといいでしょう。
夜間の過ごし方として、基本的にはからだを温めたり、アロマをたくとからだはリラックスできます。
またストレッチやヨガなど、かるく体を動かすのも頭に登った気を下ろしてくれるのでおすすめです。
とにかくやってみて気持ちのいいもの、心地よいものがご自身のからだに合っているものなので、色々試してみて下さい。
それでもなかなか緩まなければ、身体が緩むことを忘れてしまっているかも知れないので、きっかけとして治療を受けてみるのもおすすめです♪🍀
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