2021.10.20
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お灸ってなに!?②

お灸ってなに!?②

みなさんこんにちは!

むさしこすぎグリーン治療院のやこです(^^)

前回のブログでは、『お灸』について書きました。
今回はそのお灸についてより詳しく書いていきたいと思います😊

・もぐさって何?

もぐさとは、よもぎの葉っぱを乾燥させたものです。

よもぎはそこらじゅうに生えている植物で、なんだか鬱陶しいような気もしてしまいますが、実は様々な薬効成分がある薬草です。

お餅と混ぜて草餅にして食べたり、お風呂に入れたり、煎じて飲んだり、日本人にとってはとても馴染みの深い植物です🌿

また、お灸をした際の独特の香りは、よもぎに含まれる『チネオール』と言う成分の香りです。
チネオールはお料理にも使われる、ローリエやローズマリーにも含まれます。

そのため、すっきりとした香りでリラックス効果もあります。

・お灸の効果

お灸は温熱刺激を体に加える事で、赤血球の数を増やし、体の血流を良くします。
我々鍼灸師は、経絡という流れの中にある『ツボ』へ的確にお灸をする事で気血津液の流れを整えます。

また、最近はコロナウイルスによって注目されている『自己免疫力』ですが、お灸をする事で白血球を増やし、自律神経を整える事で自己免疫力アップも期待できます。

西洋医学的な投薬治療と比べると副作用はかなり少なく、冷え性はもちろん生理不順や月経痛、不妊症などの婦人科系の疾患にも有効です。

ここであげた以外にも、腰痛や肩こり、四十肩をはじめ、頭痛などの自律神経系の疾患やアレルギー疾患など、様々なお悩みに効果が期待できます。

・お灸の種類

お灸の種類は大きく2種類あります。

お灸の痕が残る『有痕灸』と痕が残らない『無痕灸』です。

当院では、痕が残らない『無痕灸』を用いて施術しております♪
もちろんご希望があれば有痕灸も可能です😄

さらに分けると有痕灸は、①透熱灸、②焼灼灸、③打膿灸などがあり、無痕灸は、①知熱灸、②隔物灸、③台座灸、④棒灸、⑤灸頭鍼などがあります。

それぞれ詳しく説明します!

・有痕灸

①透熱灸
米粒ほど、あるいはその半分ほどの大きさのもぐさを、皮膚の上で焼き切る方法です。
本来のお灸は、このやり方を指します。

②焼灼灸
魚の目やタコなど、角質化した場所に硬く捻ったモグサを燃やして焼き落とす方法です。
なんだかとても熱そうですが、角質化した場所に的確にお灸をするので熱さはさほど感じません。

③打膿灸
このやり方は現在の治療院は行っているところはほとんどないと思います、、、
大豆大から指頭大のモグサを焼き切ります。

化膿させることで白血球を増やし、免疫力を高める灸法と言われています。
しかし大きな灸痕を残すので先ほども書きましたが、現在は一部の治療院でしか行われていません。

・無痕灸

①知熱灸
米粒大、あるいは半米粒大のもぐさを、焼き切る手前の8分灸などがこれに当たります。

②隔物灸
モグサの下に物を置いて、その上から温熱刺激を加える方法です。
下に置くものはにんにくやしょうがをはじめ、びわの葉や、塩、味噌などを用います。

お灸の温熱刺激と、下に置くものの薬効成分の浸透が期待できます。

③台座灸
既成の台座、あるいは筒状の空間を作って台座にするお灸です。
せんねん灸やカマヤ灸、長生灸などの商品名で市販もされています。

痕ができづらく、手軽に行えるため、現在では最もポピュラーなお灸とも言えます。

④棒灸
棒状のお灸をそのまま皮膚に近づける、あるいは器具を使って近づけます。
中国では主流となっているやり方なようです。

⑤灸頭鍼
こちらは鍼と合わせて行うやり方です。
皮膚に鍼を刺し、その鍼の反対側に丸めたモグサを刺して燃やします。
このやり方は鍼の効果と、お灸の輻射熱による効果を同時に期待でき、コリを改善したり体を温めます。

ほのかに感じる温かさはとても心地の良いものです。

当治療院では症状に合わせて主に、無痕灸の知熱灸と台座灸、また灸頭鍼を用いて施術しています。

たしかにお灸は火を使いますので、やけどが怖かったりなどのマイナスなイメージから、廃れてしまう時期もありました。

患者様から、「鍼とお灸ってどう違うの?」とご質問を頂くことがあります。

違いはたくさんありますが一つに、お灸は鍼と違い、セルフケアで行うことができるという点だとおもいます。

現在では、せんねん灸などの商品がドラッグストアでも買うことができるようになりました。

先ほどご紹介したせんねん灸をはじめとした台座灸などは、セルフケアとして、手軽にお灸をセルフケアとして取り入れることができます。

それ以外にも、現在は『火を使わないお灸』というのもあります。
これは火傷の心配がないので、ご自身ではやりづらい腰や背中にもおすすめです。

暑がりで長時間お風呂に入ることができない!といったような方にもお灸はおすすめできます!

当治療院でも施術後のアフターケアとして、患者様ご自身がセルフケアに取り組めるよう、お一人お一人に合わせたおすすめのツボなどを紹介させて頂くこともあります。

ご自宅でゆっくり過ごされるリラックスタイムに、お灸でのケアを是非プラスしてみてください。

お身体のどんな些細なお悩みでもありましたら、当治療院へご相談下さい🍀

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